令和3年4月23日(金)
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日米が楽天グループを監視 中国企業株主で両国の情報流出を警戒 共産党の意向強く…経済的恩恵だけ享受はもはや通用せず
2021.4.21
日米両政府が、経済安全保障の観点から楽天グループを共同で監視する方針を固めた。中国IT大手の騰訊控股(テンセント)子会社が3月に大株主となったことで、日米の顧客情報が中国当局に筒抜けになる事態を警戒しているという。
携帯電話事業参入で財務が悪化した楽天は日本郵政などを引受人に総額2423億円の第三者割当増資を実施。テンセント子会社は657億円を出資し、3・65%を保有する大株主となった。
外為法では安全保障にかかわるサイバーセキュリティーや通信などの分野で外国の企業と投資家が国内企業に1%以上出資する際、事前届け出を求めている。資産運用目的で経営に関与しない「純投資」の場合は免除する仕組みで、楽天はテンセントの出資を純投資と説明する。
だが、日本政府は楽天が米国でもネット関連事業を手掛け、米政府が自国民の情報流出リスクを懸念する事情も考慮。テンセントによる経営関与の有無や楽天の情報管理の実態を継続的にチェックし、米当局と随時意見交換する方針だ。
テンセントは中国を代表するITグループで、ゲームや通信アプリ「微信(ウィーチャット)」などを手掛けるが、中国当局は自国のIT大手への統制を進めている。
中国と覇権を争う米国も中国ハイテク企業への締め付けを強めており、日米首脳会談でも経済安全保障が議題となった。
共産党の意向が強い中国では、経済活動に大きなリスクがつきまとう。政治問題に耳をふさいで経済的な恩恵だけを享受するやり方は通用しなくなっている。
楽天グループは「テンセント子会社の出資は純投資であり、業務での協力を前提としたものではない。楽天の経営、ガバナンス、データに関与するものでは全くない。楽天と株主の間で情報は遮断され、特段懸念されるような事態は生じない」とコメントした。
楽天の5Gスマホ「Rakuten BIG」製造元は?
2020/09/30 21:09
楽天モバイルは9月30日、5Gのモバイル通信サービスを開始しました。月額2,980円、既存ユーザーもそのままアップデートされる料金プラン「Rakuten UN-LIMIT V」も注目ですが、気になるのはスマートフォンです。
楽天では5Gスマホ「AQUOS R5G」をすでに販売していますが、サービス開始にあわせてオリジナルモデル「Rakuten BIG(楽天ビッグ)」を投入しました。
楽天モバイル二子玉川店と楽天モバイル公式サイトでは9月30日発売で、価格は69,800円(税込)と5Gスマホにしてはお手頃です。
このスマホの面白い点は、「画面の下に隠れるインカメラ」を搭載したこと。有機ELディスプレイを透明な基材に印刷することで、端末のフチぎりぎりまで画面を広げています。いざ、カメラが起動した時にはインカメラの部分の表示が消え、画面越しにカメラが現れます。
このユニークな仕様は、日本で販売されるスマホとしては初めての機能となります。Rakuten BIGは日本向けのおサイフケータイ(FeliCa決済機能)に対応していることから、楽天では「FeliCaチップ搭載として、世界初のアンダーディスプレイカメラ搭載スマートフォン」をうたっています。
Rakuten BIGは中国ZTE製
Rakuten BIGは楽天モバイルの自社企画製品となっているため、メーカー名は公にはされていません。そこで製造元を、楽天モバイルに確めてみました。
楽天モバイルいわく、Rakuten BIGの製造元は中国の大手スマホメーカー「ZTE」とのこと。楽天モバイルが製造数を購入し、販売するODM方式を採用しています。
中国ZTE(中興通訊)は、世界初のアンダーディスプレイカメラスマートフォン「ZTE Axon 20 5G」を9月初旬に発表しています。そのスペックをRakuten BIGと比べると、画面サイズやカメラの構成など、多くの点で共通しています。Rakuten BIGは同モデルをベースとしたものと思われます。
楽天モバイルは「国内でスマートフォンを快適にご利用いただく上で大切な機能の一つとして、モバイルFeliCaを搭載しています」と説明。自社ブランドの製品として販売するにあたり、独自のカスタマイズを行っている点を強調しました。
もう1台のオリジナルスマホ、Rakuten Handは?
9月30日の発表会では、もう1機種のオリジナルスマホが発表されています。「Rakuten Hand」という端末で、リモコンのような細長い画面が特徴のスマートフォンです。こちらは今秋発売で、5Gは使えない「4G LTEスマートフォン」となっています。
Rakuten Handの製造元は中国のTinno Mobile(深セン市天瓏移動技術)です。このモデルも同じくODM製造で、楽天ブランドを冠して販売されます。
Tinno Mobileは2月に発売された楽天モバイルの小型スマホ「Rakuten Mini」も手がけています。同社は受託製造に特化したスマホメーカー。傘下にはフランス発の格安スマホブランドWikoも抱えています。
Rakuten Miniはスマホとしては小さな3.6インチの画面を搭載。Rakuten Handは「5インチ以上で細さ世界一」をうたう細長いディスプレイを採用と、どちらもあまり見かけないニッチな仕様です。Tinno Mobileはこうした特殊な仕様のスマホを柔軟に製造できる体制を整えているのでしょう。
著者 : 石井徹
モバイルが専門のフリーライター。スマホを中心に5GやAIなど最新技術を幅広く取材する。スマホ購入履歴は100台以上。3キャリアのスマホを契約し、どこでも通信環境を確保できるよう心がけている。
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